５月２３日（日）　VS九州産業大学付属九州高等学校　２－７　×

　今日は、ベスト１６をかけてシード校である九州産業大学付属九州高校と試合を行いました。九州高校は、選手個々の能力が高く、自ら考え、勝利に近づくプレーを選択することのできる強豪校です。そのため、バッテリーの出来次第では、序盤で試合が決してしまう可能性もありました。しかし、序盤を危なげなく抑えると、中盤に２点を先制し、５回までシード校相手にリードする展開となりました。「このまま終わるわけがない」と思いつつも、私の心に「もしかしたら…」という思いが生まれてしまいました。この甘い考えがいけなかったのでしょう。外野のミスから相手に付け込まれ、最後は力で振り切られてしまいました。

　３年生最後の大会が終わりました。試合後、涙する選手を前に、２つの話をしました。1つ目は「後悔」についてです。私は、試合が終わって、後悔が残らない選手は２種類しかいないと思っています。１つは「頂点に立った選手」、もう１つは「本気で取り組んでいなかった選手」です。試合後の顔を見れば、全員が本気でソフトボールに向き合っていたことは一目瞭然でした。今後、ソフトボールを仕事にする選手はいないと思いますが、ソフトボールで学んだことは、今後の人生で必ず活かすことができます。今、心に残っている後悔を別の分野で活かしてほしいと思います。２つ目は「感謝」についてです。保護者の方に声に出して「ありがとう」を伝えることを約束しました。感謝の言葉に限らず、相手の心に寄り添った挨拶ができる人間になってくれることを期待しています。矢野さん（甘木中）、師岡さん（甘木中）、江口さん（三国中）、永利さん（三国中）、山田さん（立石中）、２年半お疲れ様でした。

　３年生が引退すると、残るのは１年生３名のみです。また、０からのスタートとなりますが、頑張っていきたいと思います。