6月の活動


6月29日(土)
 本日は、短縮練習でしたが、選手が久しぶりに全員そろったため、平日でできていなかった実戦練習をメインに行いました。伊東君・神保君・神薗君の三人が登板し、シートバッティングを行いましたが、三人とも課題を意識できていたようで、内容は良かったと思います。前日からの雨の為、グラウンド状況は良くありませんでしたが、夏の大会を想定した練習になったと思います。特に投手と三塁手はグラウンド状況によって打球への入り方を工夫しなければなりません。野手については送球の意識と方法も異なります。渡邉には指導をしましたが、頭では理解できたようでした。早く体で表現し、自分のものにしてもらいたいと思います。二年前のチームは、雨の日が少なく、グラウンドコンディションが悪い場面での練習があまりできていませんでしたので、ノックの際にボールを一度水につけ、そのボールでボール回しやノックを行っていました。とはいっても、実際の雨天の時のボールの状態は完全には再現できませんので、今日はそういう意味でも良い練習になったのではないでしょうか。二年前を思い出しながら指導をした一日でした。
 実は、今日は二人、練習のお手伝いをしてくれた人がいました。真面目に練習を手伝ってくれ、チームの雰囲気を盛り上げてくれました。その二人のおかげでより実践的な練習ができたと思います。人数は一人でも多い方がいいので、非常に助かりました。その二人にも大会の良い報告ができるように頑張ります!
 明日は大雨の予報が出ておりますので、練習は休みとし、勉強に時間を使うように話をしました。検定も予定されていますが、全員が考査へ意識を高めて時間の使い方を考えて欲しいと思っています。「何かしながら何かする」また、この言葉を思い出しましょう。必ず残るものがあります。
手島

6月28日(金)
 本日も勉強会に出席する者とそうでない者に分かれてのスタートでした。キャッチボールでは基本的な考え方の確認と、実戦につながる習慣の付け方について話をしました。キャッチボールが「最初」の守備練習であり、同時に「最高」の守備練習であると考えています。今日はその意識があまり高くなく、「最初」の守備練習のみで「最高」の守備練習になっていない者もいました。ノックでミスをする時はキャッチボールに必ず原因があります。実戦の中でミスをする時はキャッチボールで修正ができます。バッティングの課題がキャッチボールに起因している場合もあります。私もキャッチボールに参加しますが、毎回かなり難しいと感じます。部員には最低でも「肩慣らし」のみのキャッチボールはして欲しくありません。なぜ毎日キャッチボールをするのか、なぜ時間を決めてキャッチボールを行っているのか、もう一度考えるきっかけになってくれたらいいと思います。
 今日は残念な出来事がありました。マシンのコードが破損してしまいました。いつも破損してしまったときに直していただく方がいらっしゃるのですが、本当に申し訳なく思います。それでも嫌な顔せず、元通りにしていただけるのは部員が毎日精一杯はつらつと頑張っているからだと思います。そういう方がいらっしゃることを忘れず、当たり前と思わず、やっていく野球部でありたいと思います。
手島


6月27日(木)
 本日は放課後の勉強会に出席する部員がいたため、限られた人数でのスタートでした。ノックではセンターがいない状況の中、二遊間を抜けていったボールをレフトの林田君が全力ダッシュで拾いに行ってくれました。拾いに行くことはできても、全力で拾いに行き、全力で定位置に戻ることはなかなかできることではないと思います。林田君はその後も大きな声を出してノックを受け続けました。彼のような献身的な心を行動に移せる人間が増えて欲しいと願います。
 その後は、居残り勉強を終えた者も合流し、練習を行いました。ここから雨が続く予報です。グラウンドが使えなければ、行いたいこともありますので、「雨だから」と言い訳にせずチャンスと捉え、新しいことに常にチャレンジして指導していきたいと思います。
手島


6月25日(火)
 本日は、通常の放課後練習でした。ノックからは池尻先生と平嶋先生にお願いし、私は2か所のブルペンでバッテリーを見ました。神保君と伊東君は、まだまだ課題があるものの、今日はバランスよく投げられていたようでした。特に伊東君は、試行錯誤しながら少しずつ良くなってきていると感じます。練習を重ねて、意識するべき場所をなるべく少なくしていき、チェックポイントを減らしながら無意識で投球ができるようになってほしいと期待しています。神薗君は、投球フォームを少し変更し、格段に状態が良くなっていると思います。5月の春季大会で投手としては悔しさが残っただけに、意識を持って取り組んでいるのがこちらにも伝わってきます。いろいろなことを試し、良いもの、合うものだけを残し、悪いもの、合わないと感じたものは残さない。その試行をした数だけ選手・人間としての引き出しが増えると思っています。夏までに、選手たちの引き出しはいくつに増えているでしょうか。そのための最高の環境を整えてあげたいと思います。
 神薗君のピッチングを見ていた時に、打席に立ってみました。左打席に立っていた時にインコースを狙ったストレートが指に引っかかり、避けようとしたのですが、私の動体視力・反応速度よりも神薗君の球速の方が上回りました・・・左ふくらはぎに直撃し、非常に痛い思いをしてしまいました。自分の衰えを実感しました。後から池尻先生から聞いた話ですが、マネージャーの上野さんが素晴らしい反応速度でコールドスプレーを持ってきてくれました。物理的には痛い思いをしましたが、打席でないとわからないこと、気づかないことが多々あったので、収穫も多かった練習でした。
 そのころ野手陣は、走塁練習でインパクトから一塁到達タイムの測定を行いました。高校野球では4秒を切れば俊足と言われますが、複数回の計測全てで4秒を切る者もいました。本校野球部では疲労度や体のキレを推測する物差しがあるのですが、その一つとして参考にしていきたいと思います。今後も、継続して測定していきたいと思います。
 明日からはテスト期間に入りますが、大会を控えているため、練習を行います。いつも話をしている、「何かをしながら何かする」全員が意識を持って実施して欲しいところです。
手島


6月23日(日)
 本日は、午前中に簿記検定が実施されましたので、午後からの練習となりました。先々週から商業科については検定に向けての勉強が続いており、少ない人数での練習を行ってきました。そんな中、本日は検定が終了し、一区切りがついたということで、部員の顔からは達成感と疲労感が見て取れました。結果は分かりませんが、常日頃から、「何かをしながら何かをする」ということを考え、時間の使い方を工夫しようと話をしていますので、それを実践してくれたものと信じます。
練習メニューについては、先週の練習試合が雨天中止になってしまったので、実戦練習の時間を増やして行いました。商業科の生徒は久しぶりにフルで練習に参加できる喜び、普通科の生徒は練習の人数が増えた喜びを感じて練習しているのがこちらまで伝わるような雰囲気でした。私は「いい顔」をして活動する部活動でありたいといつも話をします。いい顔をしていれば自分だけでなく、周りへの影響もあると思います。はつらつとプレーすることで初めてチームを見た方も応援したくなるようなチームになりたいと思います。
この土日で、嬉しい出来事がありました。それは、2日共、神薗君が午前中に出てきて自主練習をしていたことに関係があります。自主練習をしていたこと自体も嬉しく思いましたが、そこではありません。私が見たとき、神薗君は自主練習でランメニューを繰り返していました。自主練習と言えば今まではバッティングか守備練習だったと思うのですが、ランメニューをしていました。その理由を聞いてみると、「どこにも負けたくないので。」と一言。9月、3月の大会と悔しい思いをしてきたチームの気持ちを代弁しているようでした。このチームはまだまだ強くなるのかもしれない、そう思った一瞬でした。
選手権大会の組み合わせ抽選も終わり、目標が明確に見えてきたのではないでしょうか。これから何ができるか、最後の0.1秒までそんなことを考えて指導していきたいと思います。
手島