生徒のみなさんへ

 

 生徒のみなさんへ

校長 山本 美加

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休業となって、1か月以上が経ちました。皆さんはどのように過ごしていますか。
 先週は一人一人の生徒と直接電話で話すことができて、先生たちはとても嬉しそうでした。現在学校では、皆さんの学習保障を考え、オンライン学習の準備を進めています。もう少し不便を掛けることになりますが、郵送される課題や教科書、副教材を活用して、家庭学習を行ってください。
 先日4月16日に、全国的に緊急事態宣言がなされ、まだまだ我慢の時間が必要なようです。また、近隣の市町村でも新型コロナウイルスの感染が確認されています。不要不急の外出は絶対にしないこと。「自分は大丈夫」という考えは捨て、感染収束のために一人一人が行動してください。
 さて、医療現場では、感染者のために自らの感染も恐れずに、懸命に治療に携わっていただいている医師や看護師、専門スタッフがいます。また、物流を止めずに商品を店舗に送り届けてくれる運送業者の方、日常生活が不自由なく行えるように生活必需品を販売してくれている小売業の方、安定して供給してくれている電気、ガス、水道の関係職員の方、等々・・・あげるとキリがありませんが、このような状況でも私たちを支えてくれている多くの方がいることに感謝してください。
 そして、私たちは感染者、家族及び関係者を差別するような言動を決して許してはいけません。東高生として、自覚ある行動を行うと共に、このような緊急事態だからこそ、人の優しさをしっかりと感じ、善悪の判断を間違えないようにしてください。
 『まさかという坂を越えるには、おかげさまという影を追いかける』

(「えんま様の格言」名取芳彦 著)

 制限された生活の中でも、今できることを考え、学校再開に向けて準備を進めておきましょう。