4月の活動

4月16日(木)
今年度も、野球部を担当することになりました。よろしくお願いします。
 野球部の練習は、3月1日の卒業式の日を最後に活動休止しています。身体を動かすことは個人の判断にゆだねていますが、普段から「受け身ではなく、考えて練習する」を徹底してきたチームなので、身に付けた力を今発揮しているのではないかと思っています。
 私は野球を通じて「ピンチのときに、どれだけ自分ができることをやりとおせるかで、その後が大きく変わる」と感じることがありました。人間は生き物なので計算どおりにいかないこともたくさんあります。何をやってもうまくいく「良い時」、その反対が「悪い時」です。
 「良い時」は気分がよく、活力もみなぎるので、努力も苦なく続けることができます。
 「悪い時」は何をやってもダメだという無力感に流されて、つい歩みを止めてしまいがちになります。しかし、そのようなときこそ前向きに、必死に努力を重ね、力を付ける時なのです。
 例えば、川の流れの中で魚が泳ぐことをやめるとどうなるでしょう。あっという間に流れに飲み込まれ、元の場所に戻るために莫大なエネルギーを要してしまいます。できることを見つけて、必死になってやっていれば、何れ流れが変わり、「良い時」が来ます。そして、その努力は最高の結果に結び付きます。なので、野球部員のみんなには、野球に限らず、今「自分にできること」を一生懸命にやり続けてほしいと思います。
 学校が再開し、グラウンドでみんなと思い切り野球ができる日まで、お互いに 「自分ができること」をやりとおしましょう。そして、胸を張って野球を楽しみましょう。
 君たちに、またノックを打てる日を楽しみにしています。

手島